岡山駅から西に車で十数キロ、総社市の市街地から少し離れた
小高い住宅地の一角に入部邸を訪れた。

住人である入部さんは、住宅設計施工とインテリアショップ
を営む「ゼスト」の建築家で、自邸の設計も自ら行った。

家前

イギリスから取り寄せたアンティークレンガを使ったキッチンが印象的な入部邸

イギリスから取り寄せたアンティークレンガを使ったキッチンが印象的な入部邸。日々の料理や趣味のパン作りに、LPガスのキッチンをフル活用している

「以前住んでいたイギリスでのライフスタイルを活かせる住まいを作りたかった」という入部さん、 自然素材を取り入れ、部分的にアンティークレンガを使用するなど、ヴィンテージスタイルの素敵な住まいが実現した。

こだわりが詰まった入部邸は、住まいの設備についても自らのスタイルがある。「もともとLPガスの暮らしに慣れていたこと、また炎を見ながら料理することが好きだったので、家を建てる時も自然にLPガスのコンロを選びました」。

ガスコンロとオーブン、グリルで一度に複数の料理を作れるのもLPガスならではの魅力

ガスコンロとオーブン、グリルで一度に複数の料理を作れるのもLPガスならではの魅力

二人のお子様は成長して県外へ出ているが、以前はLPガスのキッチンをフルに活用していた。「新築の際にビルトインのオーブンやグリルも導入しました。ガスコンロと合わせて同時に複数の料理ができるようになり、とにかく便利です」。特に、来客が多い入部邸ではガスオーブンが大活躍。「電子レンジに比べて庫内が大きいので、趣味のパンも一度にたくさん焼けるし、大きなピザも余裕で入るので、大勢のお客様がみえた時に重宝しています」と語る。

もう一点、LPガスの導入を後押ししたのがガス乾燥機。実際に使ってみると様々なメリットがあるという。「まずは仕上がりが全く違います。タオルは繊維がしっかり立ってよく水を吸うように感じます。

また乾燥時間が早いのも助かります。あと、屋外に洗濯物を干す必要がなくなり、花粉によるストレスからも解放されました」。

LPガスの乾燥機

LPガスの乾燥機は、洗濯物が短時間で
ふっくらと仕上がるのが最大の魅力。

家内

自然災害が多い日本でのエネルギー分散の考えから、LPガスと電気に加えて薪ストーブも導入

入部邸では、LPガス・電気に加えて薪ストーブも導入した。 もともとは自然災害の多い日本の気候風土を考慮しての選択だったが、「炎が見える」ことがリラックスや団らん、 また子どもの安全意識や教育にも効果があると感じている。

写真:外観

設計者として住まいの設備について相談を受けることも多い入部さん。
「LPガスとオール電化の特徴を客観的に説明していますが、私がLPガスを使っていると知ってLPガスを選択する方も多いですね(笑)」