LPガスはもともと二酸化炭素の排出量が少ない燃料ではありますが、効率よく使うことでさらに二酸化炭素の排出を抑えられます。なぜ「エコジョーズ」でカーボンニュートラルの取り組みになるのか。従来の給湯器と比較しながら説明します。
給湯器の中には熱交換器というものがあり、そこに水を通すことでお湯を作ります。
熱交換器はバーナーで熱して温めるのですが、そのときにLPガスを使用します。従来の給湯器は水を熱交換器に通すという「一つの過程」のみでお湯を作っていました。
では、「エコジョーズ」は従来型の給湯器と何が違うのでしょう。
お湯を作るときに発生する「排熱(=湯気)」に着目しました。水を熱交換器に通してお湯を作る過程で200℃にもなる高温の湯気が発生
そこで、「エコジョーズ」では「熱交換器」を二つ設け、約200℃の湯気である「排熱」を有効利用して水からお湯を作る仕組みにしました。一つ目の熱交換器で湯気を使い、水をあらかじめ少し温めておく。そして、二つ目の熱交換器ではLPガスを使って再加熱します。そうすることで、効率よく水をお湯に変えられるので、従来型の給湯器よりもLPガスの使用量が抑えられるのです。
実際、どのぐらい二酸化炭素を減らせるのでしょうか。
エコジョーズは従来型に比べ、約16%も二酸化炭素の排出量を減らすことができるとされています。
LPガスの消費量がそれだけ減っているということです。
つまり、ガス料金も減った分だけお得になります。「エコジョーズ」でカーボンニュートラルに貢献すれば、節約もできるのです。ぜひ、取り換えを検討してみてください。