理念と活動内容

21世紀におけるLPガス業界は、変化の激しい時代に突入しています。LPガス業界のさらなる発展のためには、このような時代を先取りし、業界が一団となってスピード感のある活動を行わなければなりません。
全国LPガス協会は4つの理念のもと、さまざまな活動に取り組んでまいります。

理念

1

LPガス業界をめぐる環境変化への対応

(1)世界経済の低迷とLPガス業界の発展 (経済的環境変化への対応)

世界的な金融危機が実体経済に大きな影響を及ぼしており、LPガス業界においても無視できない状況になっている。このような変化は、当業界における経営環境をより厳しいものに追い込むものと思われ、さらなる経営効率化や合理化が求められる。

(2)少子高齢化など社会構造の変化への対応 (社会的環境変化への対応)

少子高齢化の進展など我が国の社会構造の変化がLPガスの消費量にも大きく影響し、減少の一途をたどりつつある。当業界としては、このような状況を踏まえ、新たなマーケットの需要開拓など早急な対応策が必要である。

2

業界に対する信頼感の醸成

(1)保安高度化による「安心・安全」の確保

昨今の食品や電気・ガス製品等に対する安全意識の高まりから、お客様から「安心」と「安全」を求める声が強くなっている。当業界においても、保安の高度化等を推進し、お客様の「安心・安全」に応えることにより、LPガス業界の信頼感を勝ち得ることとなろう。

(2)取引の適正化・透明化による信頼感の醸成

お客様との関係において、適切な取引を実施し、その透明化を諮ることは信頼感を醸成するうえで極めて大事である。特に信頼感をなくすような取引などは、厳に慎まなければならない。お客様との関係で、取引の適正化・透明化を図ることにより、業界自体の信頼感を得ることが重要である。

3

地球環境問題等への対応

(1)地球温暖化対策への対応

CO₂の排出削減をはじめとする地球温暖化問題に、エネルギーを扱う業界として積極的に対応する必要がある。そのような中で、クリーンで環境に優しいと言われるLPガスの優位性を生かした需要開拓が重要であろう。具体的には、省エネルギー型給湯器などの販売促進、LPガスと太陽光発電など再生可能エネルギーと組み合わせた分散型エネルギー供給等の需要を開拓することが期待される。

(2)環境に優しいLPガス自動車の導入促進

LPガス自動車は環境に優しく、その導入促進が望まれるところである。特に、地球環境問題の高まり、ガソリン価格の高騰などを受けて、LPG車への転換は時宜を得た状況である。新団体発足を機に配送車や営業車をLPG車に転換するなど、業界全体として取り組み対応することが望ましい。

4

エネルギー間競争への対応

(1)選択されるLPガスへ

電力や都市ガスとの販売競争など、エネルギー間の競争が激しくなっている。そのような中、LPガスがお客様から選ばれるエネルギーとなるための営業戦略を考える必要がある。具体的には、お客様へのサービスの向上と信頼感の醸成を促進させ、戸別供給エネルギーであるLPガス販売の優位性を生かしたきめの細かい販売戦略を考える必要がある。

(2)LPガスの特性を生かした販売戦略

クリーンで災害に強く、分散型エネルギーであるLPガスの特性を生かした販売戦略を考える必要がある。また、燃料電池等新しい技術を駆使した新たなマーケットを積極的に開拓する必要があり、そのための販売戦略などを考える必要がある。

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